日本一おいしい給食を視察しました。

以下にレポートを記します。

匝瑳市学校給食センターを訪問し、施設の概要を視察しました。

施設の内容や設備については総社市学校給食センター「えがお」と比較して特段の差異はないと感じました。

運営方針についての所見を以下にまとめました。

千葉県匝瑳市の学校給食と食育の取り組みについて、以下のように報告いたします。

1特色ある学校給食づくり

匝瑳市の学校給食は、栄養バランスと美味しさを重視した特色ある取り組みを行っていつと思います。

2地産地消の推進

匝瑳市は農業が盛んな地域であり、学校給食においても地元の食材を積極的に活用しています。これにより、新鮮で安全な食材を使用するとともに、地域の農業への理解を深める機会を提供していると思いました。

中でも年度当初に、農家と契約し食材を調達することは、1年を通しての計画を農家と共有できている点は、農家の育成と生産意欲にもつながるもので、食育だけでなく農家のレバエルアップにもつながる良い施策だと感じました。

3オーガニック給食への取り組み

匝瑳市では、有志グループが市長や議員、役所に働きかけ、オーガニック給食の導入を目指しています。この取り組みは、子どもたちの健康と地域の持続可能な農業を支援するとともに有機農法への理解と技術の向上につながっていくものだと思いました。

4ご当地メニューの提供

匝瑳市の学校給食では、地域の食文化を反映したメニューも提供されています。例えば、正月メニューとして「棒もち雑煮汁」が提供されており、うるち米を原材料とした棒もちを使用した郷土料理を子どもたちに紹介しているようでした。

5食育の取り組み

匝瑳市では、学校給食を通じた食育にも力を入れています。毎月発行される「そうさランチタイムス」では食育として食べ物に対する感謝を教え、食材としては生産者の思いや提供される食材の経緯などが記され、家庭で読まれることで給食全体の理解に寄与しているのだと感じました。

6児童参加型の給食メニュー開発

市内の児童が給食のメニューを考案する取り組みが行われていると聞きました。これにより、子どもたちの食への関心を高め、地元の食材や料理について学ぶ機会を提供する取り組みだと感心しました。

7栄養教育の充実

学校給食センターでは、栄養バランスに優れた給食の提供に加え、調理技術の向上にも取り組んでいます。これにより、子どもたちに魅力的でおいしい給食を提供し、健康的な食習慣の形成を支援していると思います

中でも、塩分に規制がある中、旨味で味を補うための出汁の開発に力を入れている点は評価できます、県内で採れたイワシ8にマグロ2の割合で作る出汁の素を給食用に特注し、これを使って味の調節をしていると聞きました。

私が食した給食も本当に美味しいもので大人でも違和感なく頂けた理由が理解できました。

8まとめ

匝瑳市の学校給食と食育の取り組みは、地域の特性を活かした地産地消の推進、オーガニック給食への挑戦、児童参加型のメニュー開発など、多岐にわたっています。美味しく工夫された給食が、これらの取り組みを通じて、子どもたちの健康的な食習慣の形成と、地域の食文化や農業への理解を深めることが期待されます。

総社市においても、給食が子どもと大人を結びつけ、やがては学校と地域、農業と他の産業を巻き込んで発展していく可能性があると思いました。

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